2009.01.01(Thu)

今宵みる夢 



 元旦の白昼に鳥現われむ今宵みる夢告げて去りしや


歌集「演戯絵巻」より


 紅白にも、裏番組にも、カウントダウンにも関心がなく、年賀状もださず、黙然と、送り、迎える、大みそかと新年。朝陽(あさひ)が昇るのはなにも元日にかぎったことではなく、太陽は、日々、顔をだし、地球に新たな軌道を描いている。いわば毎日が初日の出 ……。

 と、そんなことを考えていた明け方、ふと、美食倶楽部を立ち上げた才人のことが脳裏に浮かびました。

 みずからつくった料亭を、みずからのワンマンさにより追われた北大路魯山人。究極の美と美食を追求した果てに行き着いたのは、子どものような素直さを持ち、自然の摂理にさからわない、淡々として、慾のない世界。最晩年にのこした魯山人の言葉。

 ― わたしは山鳥やまどりのように生きたい。
     太陽とともにめざめ、日が沈んで眠る山鳥のように。

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